![]() 本当は英会話は難しい ![]() |
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どの英会話学校でも英会話がいかに簡単か強調しています。「3ヶ月で話せる」、「とにかく外国人と話していればすぐに上達する」、「やさしい英会話」など、英会話の簡単さをアピールしている広告ばかりが目立ちます。 しかし考えてみてください。皆さんの周囲にも英会話学校に通った経験のある知り合いがきっといるでしょう。またあな た自身が通ったことがあるかもしれません。でもどうでしょうか。最初の宣伝文句にあるように上達しましたか?また英会話は簡単だったでしょうか?おそらく答えは ’NO’でしょう。英会話学校に通って英語が上達したといいきれる人は案外少ないのが現状です。高い授業料を取られながらもなんとなく通わなくなってしまった、という人の方が多いと思います。
現 在日本には9000校ともいわれる、ものすごい数の英会話学校があります。この中には確かにまじめな授業を行っている学校もたくさんあるでしょう。でも注 意しなければならないことは、初心者が週1回か2回外国人と40分程度のレッスンで英語がうまくなるはずはない、ということです。この程度のレッスンで は、HiといわれればHow are youと答えるのが精一杯の、掛け声程度の英語が関の山です。まったく日本語を 知らない外国人にあなたが日本語を教えることを考えてください。週1回程度日本語で話して日本語の会話がペラペラになるでしょうか?「日本語で考えるので はなく、英語で考えよ!」ということをよく耳にします。これと同じように、日本語を知らない外国人に、「英語で考えるのではなく日本語で考えよ!」と言っ ても絶対に無理なことは目に見えているでしょう。
どの言語もそうですが、語学のマスターにはそれなりの時間と努力を要します。思考様式からものごとの感じ方まで文化によって違うのですからこれは当然です。あなたが外国人に日本語を教えるとすると、やはり相手にそれなりの努力を要求しざるおえないでしょう。 そ れがこと英会話になると、なぜ簡単に話せるようになると私たちは錯覚するのでしょうか?もし、あなたの友人の外国人が文法や語学の基本的なルールを無視し て、日本人と週1回楽しくおしゃべりするだけで日本語会話をマスターしようとしていたらあなたは何とアドバイスしますか?「きちんと基本を学べ」と言いま せんか?それがなぜ私たちが英会話を学ぶ段になると、「外国人と話していたら自然とうまくなる」と思ってしまうのでしょうか。
私 は過去8年間、大手の語学学校でコースや教材、また英語教授法の開発を担当してきました。その日々の業務のなかで、われわれ日本人が抱く英会話がある幻想 に基づいており、これに縛られている限り英会話は上達しないことがはっきりしてきました。まず英語の上達法を説明する前に、英会話幻想の中身を考えてみま しょう。すると本来の英語による会話がどのようなものであるのか分かってきます。
私が在職していた語学学校はかなりまともなとろこだったので、生徒さんの意識調査を頻繁に行っていました。そのデータや他の文献のデータを私なりに解釈して日本人の英会話にたいするイメージを考えると次のようなものになりました。つまり、日本人のイメージする英会話とは学校英語の反対概念でしかない、ということです。
私たち日本人は中学や高校で誰しも英語を学習します。そうした公教育の英語を私たちはあるイメージの系列で理解しています。それらは、文法ー難しいー役に立たないー読み書き中心ー受験ー暗いーつまらないーかっこわるいなど、決して明るいとはいえないイメージ群の系列です。 それにたいして、反対概念である英会話には学校英語とはまったく反対のイメージが求められました。つまり、会話ー簡単ー役に立つーコミュニケーションー海外旅行ー明るいー楽しいーかっこよいなどの、明るいイメージです。 図式化すると次のようになります。
さらに、このイメージの対立関係は、私たちのライフスタイルの対立関係へと発展し、私たち日本人が抱く外国のイメージを包含するに至ります。これには私も驚きました。
こ うしたイメージからすると、仕事で必要な人は別にしても、多くの人の英会話を学ぶ動機は、ネイティブとかっこよくコミュニケーションしながら海外で自由な ライフスタイルをエンジョイすることだと言えそうです。つまり、本人が意識するとしないとのかかわらず、英語をペラペラ話し自由な型にはまらない自分を思 い浮かべながら英会話学校の門をくぐる、というのが一般的なパターンではないでしょうか。 事実、この30年間どの英会話学校も学校英語と異なるレッスン、つまり明るく、楽しく、文法中心ではなく、簡単で、一見役に立ちそうなクラスを提供することで成長してきました。これに合致しないイメージで授業を行った学校もあるにはあったのですが、経営が難しくなり倒産に至りました。
しかしここで重要なことは、英会話にたいするこうしたイメージは日本人が勝手に作り上げたものであり、本来の英語とは何の関係もない、ということなのです。本来の英語には英会話などという特別な分野は存在しません。日本語に日本語会話という分野がないのと同じです。英語には英語一般しかないのです。その意味では、英会話とはわれわれ日本人が作り上げた日本独自の文化であり、英語とは無関係であるということです。 当 然、日本人が勝手に作り上げたいわゆる「英会話」を学んでいても上達するはずはありません。簡単で楽しくて文法や理屈を学ぶ必要のない言語など世界には存 在しません。これで本当にうまくなったとしたらそれこそ奇跡です。あなたの友人の外国人が簡単で楽しいだけのレッスンで日本語をマスターしようとしていた らあなたはどう思いますか?きっと何か間違っている、と思うのではないでしょうか。 しかし、このようなイメージを持って英会話を学んでいると、英会話は他の言語とは違い簡単で楽しく学べるもの、という観念が出来上がってしまうのです。「週1回とにかくネイティブと話していると自然にうまくなる」式の幻想がそれです。こ のイメージが日本人が作り出した幻想であり、この幻想を追い求めている限り英語は実際には上達しないとするなら、私たちは英語の学習に高額の授業料を払っ ているのではなく、夢や幻想に授業料という名目でお金を出していることになるのではないでしょうか。英会話とは、宝くじを買って夢を見るのと同じようなも のにしかすぎないのかもしれません。
一 度日本の英会話文化の罠にはまってしまうと、常識では考えられないことが本当であるように信じてしまいます。高額の授業料を払いながらも、自分でもなんか 変だ!と感じて学校からドロップアウトして行くことになってしまいます。楽しく、簡単だけのレッスンは、日本人の英会話にたいする幻想を強めそれを再生産 することにはなりますが、英語の上達とはまったく関係がないことです。
確かに世間ではこのようなイメージのレッスンがあふれています。これで上達することはまずありえないことは説明した通りです。ならば私たちはどうすればよいのでしょうか。日本国内で英語をコミュニケーションの方法としてきちんとマスターすることはできるのでしょうか? 結論から言えばかならずマスターできます。しかしそのためには英語と日本語の違いをしっかり学んで基本から学ぶことが重要になります。次にこれを詳しく説明します。
一般に流布しているイメージとは異なり、英会話は本当はものすごく難しいのです。他のアジア系言語に比べても非常に難しいと言われています。 英語は日本語と根本的に異なる言語です。この違いが日本人にとって英会話を難しくさせている最大の原因でしょう。英語は外国語なので日本語と違うのは当たり前です。けれども英語と日本語の間には、ほかの外国語と日本語の違いをはるかに超える相違が存在しています。
二つの言語の間にはさまざまな違いが存在しますが、もっとも大きな違いとしてコミュニケーションの壁となるものは次の二つでしょう。 1
英語は具体的で写実的なのにたいし、日本語は漠然としていて一語要約的
2 英語は論理的な表現を求められるのに対し、日本語では感性的な表現が好まれる これがどういうことなのか、それぞれ詳しく見て行くことにしましょう。
英語は具体的で写実的なのに対し日本語は漠然としていて一語要約的です。つまり英語と日本語では、話し方のスタイルが根本的に異なっているということなのです。
たとえば40代後半の主婦が次のように言うとします。 わたしもそろそろ50だからさ。もっとゆとりが欲しいわよね。 これをそのまま英語にしようとしてもなかなかぴったりくる表現にはなりません。たいていゆとりをなんと言うかで止まってしまい、次のようになります。 I'm going to be 50, so I want... 多くの人はここで辞書を探して日本語のゆとりにあたる語句を見つけようとします。 辞書には、名詞のゆとりにあたる単語としてroomがありました。そこで自分でもなんか変だなと思いながらも...... I'm going to be 50, so I want more room. といいました。 でもこれではまったく意味が通じません。直訳すると、 わたしもそろそろ50だからさ。もっと部屋が欲しいわよね。 という意味になってしまいます。 実は、英語には日本語のゆとりにあたる語句は存在しません。日本語のゆとりは、時間がいっぱいあること、お金があること、気持ちに余裕があること、などいくつかの意味があります。ゆとりはこれらを一つの単語で要約して表現しているのです。ゆとりという言葉が具体的に何を意味するかは話を聞いている人の解釈にまかされているのが日本語の特徴です。 これとは反対に、英語ではこのようにさまざまな意味を一つの言葉で要約することはほとんどありません。もっと時間が欲しかったらそのように言うし、お金が欲しかったらそのように言うしかないのです。つまり具体的、写実的に言うしかないということです。ですから、 I'm going to be 50, so I want more time to enjoy golf with my husband. などと言います。
たしかに上は極端な例です。「I want more room」と言ってこれが「もっとゆとりが欲しい」の意味になる、と考える人 は少ないでしょう。 ですが日本語にはこうした表現が非常に多く、これが原因で英語が伸びなくなる、ということが頻繁に起こります。特に気持ちや意見、好みなどを話すときにこの特徴ははっきり現れてきます。「あいつ付き合い悪いからさ、やりにくいよ。」という気持ちの表現や、「日本人は緻密だか らハイテク産業には合っているよ。」という意見も、付き合いが悪いとは具体的にどういうことで、やりにくいとはなにがどうやりにくいのか、そして、日本人が緻密とはどういうことを指し、ハイテク産業に合っているとはどういうことなのかとことん具体的、写実的に表現しない限り英語は通じないということなのです。
一方、日本語と英語には表現方法が重なる領域もあることはあります。事実を話すときだけは英語も日本語も同じように表現します。「事実」は、あったことをありのままに言うのですからこれは当然でしょう。「週末は家内と2人で高尾山にハイキングに行った。」のようなものは英語でも同じです。基本さえマスターすれば特に難しくはありません。 しかし、反対にこれは、たとえ基礎からしっかり学んでも、日本人の英会話力の伸びが事実、つまり現実に起こったことか将来起こることを言えるようになった段階で完全にストップしてしまうということを意味します。この壁を越えて、自分の気持ちや意見を言えるようになるためには日本語の要約的な意味をとことん分解する手法を身につけなければなりません。
それでは次に第2の相違点、「英語は論理的な表現を求められるのに対し、日本語では感性的な表現が好まれる」を見てみましょう。
英語は論理的な表現を求められるのに対し、日本語では感性的な表現が好まれます。これはつまり、日本語では本来説明を要求されないような事柄でもきっちりと した説明をしない限り、英語では理解されない、ということを示しています。日本と比べ英語圏のどの国もはるかに個人主義的な文化が発達しています。個人主 義であるということは、個人がそれぞれ異なった考え方や価値観を持っていることを前提にコミュニケーションすること意味します。それぞれが個人として異 なっているのですから、自分の言いたい事を何の説明もなしに相手に分かってもらえるなどということはありえません。考えや価値観が異なった個人の間で相互の理解が成り立つとすれば、それは自分の言いたい事を相手に分かるように徹底的に説明すること以外にはありえないでしょう。 この場合、説明は相手にとって分かりやすくなければなりません。どんなに長く説明しても、言葉が意味不明だとしたら説明にはなりません。明確でクリアな説明が要求されます。
この分かりやすい説明の原則を「論理」と言います。したがって「論理」はただ単に抽象的な概念をいじくったり理屈をつけたりすることではなく、異なった価値観や意見を持つ相手が自分の言いたい事を明確に理解するための原則なのです。 ここで普通の会話の具体例を一つ見てみましょう。 Janet: 新任の課長ってどう? 紀子: そーねー、いい人だけどちょっと自分本位ね。 Janet: そう。 (悪い例) Janet: Noriko: Janet: Noriko: Janet: Noriko: Janet: (良い例) Janet: Noriko: Janet: Noriko: Janet:
ここでは悪い例と良い例を併記しましたが違いが理解できるでしょうか?会話に参加している人達がみんな、「上司であるから全員の仕事が終わるまで当然残っているべきだ」と考えているのであれば、「悪い会話」の例のような説明でも「Why do you think so ?」と質問されることはないでしょう。「他の人がどんなに忙しくても自分の仕事が終わったらすぐに帰ってしまうからよ。」と一言言えば、上司が自分本位であることは簡単に理解できてしまいます。 しかし、あなたが話している相手が「上司であるから全員の仕事が終わるまで当然残っているべきだ」とはかならずしも考えない人だとしたらどうでしょう?「他の人がどんなに忙しくても自分の仕事が終わったらすぐに帰ってしまうからよ。」と一言言っても、「なぜそれが自分本位になるのか」相手には分からないでしょう。相手に分かってもらうためには「自分が当然と思っていること」から説明しなければなりません。
このように、「当然と思っていること」から丁寧に説明する方法を「論理的」といいます。英語のコミュニケーションは異なった文化圏に属する人達と行われます。文化が異なっているということは、風習や習慣が異なっているだけではなく、考え方や価値観がまったく異なっていることを意味しています。考え方や価値観が異なっているとは、「日本では当然である、当たり前であると考えられていて特に説明も必要がない事柄」がまったく共有されず、相手に理解してもらうためにはここから詳しく説明する必要があることを意味します。つまり「論理的な説明」でなければ理解してくれない、ということです。
「論 理的な説明」には全世界で共有されている普遍的なパターンが存在します。これに基づいて話している限り、相手から理解されないということはめったにおこな らいでしょう。それは次のような「三段論法」と言われるパターンです。一つ一つの項目をそれぞれ具体的に説明しましょう。 前提 私達にとって当然と思われていること 事実 現実に起こったこと 結論 私達の言いたいこと 前提 事実 結論 これを再度整理すると上の会話例の発言は次のようになります。 質問
どうして自分本位だと思うの? 答え 前提 忙しいときは全員の仕事が終わるようにみんなを助けることが上司の責任の一部だと思うのよ 事実 でも課長は他の人がどんなに忙しく働いていても自分の仕事が終えるとさっさと帰ってしまうの 結論 自分の部下のことなんか全然考えていないみたい。自分本位よ
で は日本語ではどうでしょうか。英語が前提から丁寧に説明するのに対し、日本語の会話では前提は当たり前のこととされ、あえて説明することをしないのが普通 です。この結果、「どうして?」に対する答えは上の「悪い例」のように「事実」と「結論」だけになりがちになり、異なった価値観や考えを持つ相手からは非 常に分かりにくい発言になってしまいます。いくつか具体例を見てみましょう。 A: B: A: 変わってるわよ。
B: A: B: A: でも32になるのに彼ってテレビゲームの話しかしないでしょう。何も考えていないみたい。 変わってるわよ。
B: この会話で、相手が「32になるのにテレビゲームの話しかしない」ことを「変わっている」と感じることが「当たり前である」という感覚を相互に共有しているなら日本語の会話でも問題無く理解してもらえるでしょう。前提の説明は必要無くなります。 し かし、考え方や価値観の異なる外国人と会話を行う場合、この感覚が共有されているという保証はありません。「テレビゲームに熱中するのは個人の勝手」と考 える人も多くいるかもしれません。そのときはこの例の英語の会話のように、自分の言いたい事を前提から説明する必要があります。もう一つ例を見てみましょ う。 A: B: A: オフィスでは変えたほうがいいよ。 B: A: B: A: 君のは赤が少し強すぎて派手だからね。 オフィスでは変えたほうがいいよ。 B: この会話も上と同様、前提の「金融機関はグレー系の地味で保守的な服装がお客様からは好まれる」を話者がすでに共有されているときは説明が不要です。しかしこれが共有される可能性が少ない異文化間のコミュニケーションでは前提を説明しに限り相手は理解してくれません。
このように、論理的に話を組み立て相手に自分の言いたい事を説明することは、価値観や考え方を共有しない人達同士がコミュケートするためには絶対に必要なことです。多 くの欧米諸国は価値観の異なる人々が住む多民族国家なので、このようなコミュケーションのスタイルは話し方の自然なスタイルになってしまっています。「前 提」が当たり前のこととして通り「なぜそう思うのか」説明が要求されない日本とは異なり、相手の発言内容で理解できないことがあれば「why?」と聞き説 明を求めるのは英会話の自然なスタイルなのです。
反 対に、多くの日本人にとって、「前提」で「自分が当たり前」と考えていることを言葉に出して表現する事に大変な難しさを感じるのが普通です。理由の説明が 求められない日本ではこれは当然と言えば当然かもしれません。しかし、相手の「why?」に対して適切に答えれないことは多くのトラブルを発生させる原因 になります。みなさんも外国の友人と話していて相手からしつこく「why?」と聞かれて困った経験を持っているのではないでしょうか?それはきっとこんな 感じなのではないでしょうか。 Foreigner:
Japanese: Foreigner: Japanese: Foreigner: Japanese: ここでは「日本語は難しい」という日本で一般的に信じられている考えを言ったのですが、これを共有していない外国人には「なぜ難しいのか」説明しない限り理解できないはずです。次のように言うとずっと分かりやすくなります。 Foreigner: Japanese: I think it's a diffiuclt language.(日本語って難しい言語だと思うわ) このくらい説明しておくなら誤解もさほど生じないでしょう。 ここで忘れてはならないことは、外国人は何もあなたの意見に反対しているから質問しているわけではない、ということです。多くの場合、反対や反論ではなく、単純に何を言っているのか分からないから質問しているだけなのです。よく反対されていると勘違いして「why?」と聞かれると突然と怒り出す日本人がおりますが、感情的な反応は事態を悪化させます。これは慎みましょう。
ところで、このような論理的説明はどんな会話でも行うというものではありません。前節のように、「事実や経験を話すときは起こったことをそのまま言うので 日本語の意味分解はあまり必要にならない」と書きましたが、この原則は論理的な説明にも当てはまります。しかし、意見や気持ち、動機や好みを話すときはこ の説明の様式が非常に重要になります。これらの領域では、説明できないことが大きな誤解の原因になったりします。 さて、上のような論理的な説明の方法は英語そのものの力とは直接的には無関係であることも事実です。たとえ高い文法力や多くの語彙ならびに表現を持っていたとしても、適切な論理的な構成に失敗するなら意味不明の会話となって終わります。また、反対に英語の力としてはそれほど高くなくても、論理的な構成さえしっかりしていれば、簡単な英語で誤解やトラブルのないコミュニケーションに成功します。国際的に活躍してる日本人ジャーナリストで、論理構成のしっかりした簡単な英語でインタビューをする人が多いように思います。 英会話のマスターにとって、このような説明の方法をマスターすることは避けて通ることができません。さらに、これは文法、語彙、表現などを強化して済んでしまう問題でもありません。多民族社会で十分通用するような発想力の転換が必要なのです。 長く書いてきましたが、そろそろこの辺でまとめてみましょう。 さて、これで英会話の難しさを分かっていただけたのではないか、と思います。英語は、1)細かく具体的に表現すること、2)論理的に分かりやすく説明すること、のニ点で日本語と大きく異なっておりました。 海 外で生まれ育った人はいざ知らず、ある程度年齢がいってから海外で英語をマスターした人であれば、本人が意識するとしないにかかわらず、かならずこのよう なことを体で身につけて行きます。私もそうでしたが、何度も下手な英語を話しているうちに、体の中で「分かった!」という実感が込み上げてきます。この 「分かった!」という実感を後で反省すると上のような英語と日本語の違いに行き着くわけです。 これまでのまとめとして、簡単な図式で表すと次のようになります。 ![]() それでは、英会話は簡単で楽しいという日本の英会話文化の罠にはまることなく、英会話が本当にうまくなるためにはどうすればよいのでしょうか?方法を解説する前に、まずは英会話がどのように伸びて行くのか詳しく見てみましょう。 |
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